190719 びっくりした話
暑さを騙し騙し髪の毛を乾かしながらこれを書いている。1日で1番髪を乾かす瞬間が憂鬱である。なんかこう、ドライヤーってもうちょっと進化しないのかな。胸の下くらいまでのロングなので、完璧に乾くには30分くらいかかる。冬ならまだしも暑すぎる。頭にカポッとはめたら速乾!みたいな電化製品に登場してもらいたい。
また映画『女神の見えざる手』を観た。面白かった映画をすぐに同じく好んでくれそうな人と共有したがる癖があって、この映画は絶対に母の気に入るタイプだったので、夕食後に母と鑑賞した。海外映画、ドラマの登場人物の名前を1回目で覚えるのが苦手なので、2回目の方がストレスなく見られた。
前の日記にも書いたが、本作はアメリカの銃規制法案可決のために奔走する女性の物語である。銃規制に賛成と言うと、周りが『昔知人が銃で殺されたの?』と言ってきて、それに対して『経験がないと意見が言えないようなタイプじゃないの』と返すのがとても良かった。
他の作品でも、無闇に経験に基づく理由を付けられるとゲンナリしてしまう。それをバッサリやってくれて良かった。
それから、この作品は政治だとかそれに関わる有象無象に問題提起しながらも、しっかりとエンターテインメントしているのが最高に気持ちいい。エンターテインメントしているかしていないかというのは私にとってとても重要で、できていない作品は作り手側の自己満足で終始していることが多い。本作は最高。いちばん好きな映画かもしれない。
7割くらい髪の毛乾かしたけどもう飽きた。ダルすぎ。ベッドに寝転んでしまった。
母とドラッグストアに行くと、レジをしてくれたのが小学生のころ家族ぐるみで仲が良かった友達の弟さんだった。簡単な挨拶だけしてその場を離れたが、そのあと帰りの車の中で、母が「そういえば、知ってる?」と口を開く。そんなふうに始まる会話のだいたいは下劣な噂話だけど、そういう話は好きなので聞き返した。
話としては以下のようなものだった。
・元々は友達、弟さん、母親、父方の祖母の4人暮らし
・友達と弟さんの父親は随分前に他界
・母親に彼氏ができる
・父方の祖母、彼氏の存在に反対
・彼氏、母親(彼女)のために家を建てる
・母親、家を出て彼氏と新居で住み始める
・その後、友達、弟さん、父方の祖母の3人暮らしになる
・先日父方の祖母が他界
・現在は友達、弟さんの2人暮らし
身近でそんなドラマみたいな話が巻き起こっているとはつゆ知らず、あのお母さんやるなあ~、まあ友達も弟さんも既に成人済だからいいんじゃないかな~と思っていると、とんでもないオチが飛んできた。
「でね、この前、2人の家に空き巣が入ったらしいの」
んっ、ん???
一瞬意味が分からなくて、『……?……?!?!?……???』みたいになってしまった。そんなことあるの?
母の話の構成とかそんなことじゃなくて、こんな話フィクションで書かれたら絶対信じない。
凄いこともあるもんだなあとしみじみしてしまった。