190628

 

猫を迎えた。

地方で殺処分の対象になっている猫たちを引き取って里親探しをしている譲渡施設から貰い受けてきた。真っ白な体毛で、一部が灰色に色付いた女の子である。既に家にいる1匹も真っ白で、ただ一部が焦げ茶。便宜上、先住猫を『イエベくん』、今回の子を『ブルベちゃん』と呼びたいとおもう。

ブルベちゃんは人間に持ち上げられる、抱っこされるのが苦手らしく(撫でさせてはくれる)、譲渡施設でキャリーに入ってもらうときにかなりすったもんだした。譲渡施設の職員さん1人+私+私の母の3人がかりだったが、3人とも見事に傷だらけになった。むしろアッパレである。

家に到着すると、やはり人間に慣れないのかちょうど隠れられるところでじっとしている。イエベくんとはお互い威嚇せず、ただいきなり仲良くなることもなく、微妙な距離感を保っている。イエベくんは仲良くしたそうだが、ブルベちゃん的にはそれどころじゃない感じ。まず家や人にゆっくり慣れていってもらいたい。ご飯は普通に食べたので安心した。あとはトイレさえできれば、スンナリ行くかなと思っている。

 

IZ*ONEというKpopグループにハマっているので、Kpopが好きな人のTwitterをいろいろ見て回っていたら、結構なフォロワーを抱えた人がマシュマロ(質問箱的なアレ)で『部屋の掃除のコツとかありますか?』と聞かれて『そんなものはない。私は汚い部屋に住んでいる自分が嫌なので掃除するだけ』と言っていて、『おお』と思った。方法論ではなくて、こういうメンタル的な部分で説明されるとすぐに『なるほど』とおもってしまう。読んだことはないけれど、自己啓発本とか読んだらすぐに影響されるタイプかもしれない。

同じ理由で、AV女優の星奈あいちゃんが『可愛さの秘訣は?』みたいな質問に『劣等感』と答えていたのも『おおおー!!!』と思ったし、しばらくスマホの待受にしていた。

私はあまり自分オンリーのことに対しての強い意志というものがないので、少し羨ましいのかもしれない。

 

夜にコンビニへ行った。レジ列で、前に並んでいたおじさんの背中に黒い豆みたいな虫が這っていた。

数年前、こういうおじさんのチンコを舐めて生活していたんだなあとおもう。風俗嬢だったという過去は、どちらかと言えば人生の糧であることの方が多いが(気の持ちようかもしれない)、たまにふと、こんなことを考える。

風俗を始めようかとおもっている人がいたら、考えてみるといいかもしれない。レジ列で前に並ぶおじさん、電車で隣に座ったおじさん、そんな人たちのチンコ、舐められるかどうか。